最終更新日:2023/01/27
公開日:2019/03/18
暮らしのこと

記憶に残る、イメージと香りの関係

こんにちは。
セブンヨークファミリアです。

出会いの季節とも言われる春。
性格、見た目に個性のある人、名前が珍しい人など
第一印象から記憶に残りやすい人にも色々あるかと思いますが、
特に記憶に残りやすいもの、それは香りなんです。

ふと香ったにおいで昔の出来事を思い出すという経験がある方は、多くいらっしゃるのではないかと思います。
香水で付き合っていた恋人を思い出したり、コロッケのにおいで実家のごはんを思い出したり…
実は、香りは記憶を呼び覚ます「鍵」になりやすいのです。

だからこそ自分が人に与える、記憶に残るイメージは良い物にしたいものです。
付け過ぎた香水のキツイ匂いではなく、ふわっと良い香りが漂う女性になるための方法をご紹介します。

香りが記憶に残りやすいのはナゼ？

嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされることを「プルースト効果」と言います。
20世紀にフランスの作家のマルセル・プルーストは20世紀によって書かれた、「失われた時を求めて」。
作品内にはこのような描写があります。

「紅茶にひたしたマドレーヌを食べると、ふと幼い頃の記憶が鮮明によみがえってきた」

このような、香りから記憶を呼び覚ます現象を、
作家の名前を取って「プルースト効果」と呼ぶようになったといいます。

さて、ではなぜ香りは記憶に残りやすいのでしょうか？

人が外界を感知するための感覚機能である視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。
視覚や聴覚などから得られた情報は脳の大脳新皮質を通り、
海馬体という情報を処理し記憶する場所へと送られます。
海馬体のある大脳辺縁系は、本能的な行動や感情を司る場所でもあるのですが、
五感のなかで、唯一嗅覚からの情報だけがこの海馬体へと直接伝達されるのだそうです。
これにより「香りは本能的な行動や感情に直接作用する」と言うことが出来るのでしょう。

ふわっと香らせる方法は？

印象に残りやすいふわっと香る良い香り…さてどのようにすればいいのでしょうか。

香水の種類は香料濃度

まずは香水の種類をご紹介します。
「オーデコロン」「オードトワレ」「オードパルファム」の3種類が一般的によく使用されていますね。

オーデコロン・・・
賦香率約2～5％で持続時間は1時間程度。
濃度が薄いため、小まめに気軽に付けられます。

オードトワレ・・・
賦香率約5～10％の香りで少し薄めの香水。持続時間が3～4時間程度。

オードパルファム・・・
賦香率約10～15％で持続時間は5～7時間と1日中香りが残りやすい濃度です。

※｢賦香率｣＝香りの元となる香料が、香水の成分の中でどの程度の％を占めているかを示す数値。香料濃度。

香水をつける前に

香水をつける前に体をきれいな状態にしておくことが大切です。
汗のにおいを抑えるため、デオドラント剤代わりに使うのは逆効果。
香水は温度が高ければ高いほど香りが漂いやすくなっています。
そのため香りはきつくなりやすく、また、汗のにおいを抑える効果はありませんので
重なり合ってしまいますから、ダメ。絶対。

そして、香りというのは混じりあうもの。
例えばAさんとBさんが同じ香水を使用していても、
体温やそもそもの体臭などに差があるので2人からまったく同じ香りがすることはありません。
オンリーワンな香りというわけですね。