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LEONARD-「世界で最も美しいプリント」に魅せられて-

 

レオナールとは

はじめに。

LEONARD(レオナール)とは、フランスのファッションブランド。
ブランドの特徴は、ニットへのプリント技術の高さ。
独特な手法で東洋の花々、特に蘭をモチーフにプリントしたアイテムを作り出し、
世界中で、20代~60代以上の幅広い世代の、華やかさを求める女性たちに愛されています。

ここから「世界で最も美しいプリント」技術をもつレオナールの魅力をお伝えしたいと思います。
 

レオナールの魅力

ぱっと目を引く大胆な花柄やアニマル柄、その独創的で美しいプリントこそ
レオナールの最大の魅力です。

美しいプリントが特徴のブランド=レオナール(LEONARD)
この図式は、一体いつから、またどのようにして生まれたのでしょうか。
 
レオナールプリント
 
職業柄、多様多種なブランド・アイテム・生地など沢山目にする機会をいただいています。
しかしながら、ワンピースやブラウス、コートやスカーフなど、全てのアイテムにおいて
ここまで繊細で美しいプリントを作るブランドを、私は未だ知りません。

 

革新的なブランドの歴史

1943年:ジャック・レオナールがパリでニット工房を設立

1958年:ジャック・レオナールとダニエル・トリブイヤールがブランドを創業

1960年:プルオーバーにプリントを施す技法“Fully Fashioned”を開発

1964年:“Fully Fashioned”の国際特許を取得

1968年:初めてシルクジャージーのプリントドレスコレクションを発表

1969年:シルクジャージーへの多色プリント技術の確立

1970年:フランスの75の高級ブランドと13の文化機関が所属するコルベール委員会へ入会

1983年:日本政府より着物のデザインを委託

1994年:フランス・クチュール連盟に参加
カルーゼル・デュ・ルーヴルで初のファッションショーを開催
ヴェロニク・ルロワをデザイナーに起用

2006年:リヨンの装飾芸術美術館(Musee des arts Decoratifs)で展示を開催

2007年:“生きた文化遺産企業(Entreprise du Patrimoine Vivant)”の称号を受ける

2011年:ナタリー・トリブイヤールがC.E.O.に就任

2012年:秋冬コレクションでマキシム・シモアンスがクリエイティブディレクターに就任

2013年:春夏コレクションからラファエレ・ボリエッロがクリエイティブディレクターに就任

2014年:秋冬コレクションからイーキン・インがクリエイティブディレクターに就任

2017年:春夏コレクションからクリスティ―ヌ・フンがクリエイティブディレクターに就任

 

「レオナール」ができるまで

1943年、ブランド創業者であるジャック・レオナール氏が
パリでニット工房を立ち上げました。アシスタントとして彼のもとで働き、
リヨン(フランス)でテキスタイルへのプリント技法を学んだダニエル・トリブイヤール氏を
社長兼チーフデザイナーに迎え、1958年に「レオナール」を創業します。
「世界一美しい花、蘭を最高の生地である絹の上にプリントすること」を創業時の目標としていました。

当時の技術では伸縮性のある生地にプリントすることは大変に困難とされ、
ニットへのプリント技術、さらにはプルオーバーにプリントを施す“Fully Fashioned”という技法を
開発したブランドは一躍脚光を浴びるようになったのです。
その後も革新と創意工夫を続け、国際特許を取得、シルクジャージへの多色プリント技術も確立しています。

レオナールの高度なシルクスクリーンプリントは全工程で数百時間かかるものもあると言われ、
アトリエの熟練された職人の手作業で、プリント物としては異例ともいえる30色以上を1色ずつ、
丁寧に重ねていくことにより繊細なグラデーションを表現していきます。
その技術が、独特のデザイン、最高級の素材と合わさり
「世界で最も美しいプリント」と称される比類無きレオナールブランドのアイテムが出来上がるのです。

レオナールプリント工程イメージ
出典:furniture.jp

※レオナールプリント製作全工程はLEONARDブランドサイトへ。
 

日本とレオナールの結びつき

世界で200店舗を展開するレオナールですが、
日本では三共生興が販売代理店であり、ライセンスにて商品展開をしています。

レオナール パリ(LEONARD PARI)

本国パリの商品です。レオナールのファーストライン。
リゾート向け、リラックスした雰囲気のフューシャラインも展開。

レオナール ファッション(LEONARD FASHION)

国内ライセンス商品です。
ファーストラインのエッセンスはそのままに、
素材に*アセテートやトリアセテート、ポリエステル等を使用したものが多くなっています。
生地感、発色等はやや違いますが十分にレオナールプリントを楽しむことが出来ます。

*アセテート・トリアセテートは木材パルプのセルロース成分に酢酸を作用させてつくる合成繊維。半合成繊維の代表的な素材。
絹のように美しく上品な光沢感があり、毛と同じようなふっくらとした風合いと豊かな感触が魅力。
適度な吸湿性、保温性、弾力性があり、美しいドレープとシルエットが表現できる。

レオナール スポーツ(LEONARD SPORT)

国内ライセンス商品です。
ゴルフウェアを中心に、スポーツシーンやカジュアルシーンでレオナールのテイストを表現しています。

レオナールとアジア~日本

レオナールの誕生以来、50数年の長きにわたりメゾンを率いているトリブイヤール氏は
世界旅行家としても知られ、特に南の島へとよく足を運びました。そこで、蘭の花に魅せられた彼は
「アジア原産のこの花の美しさは特別で、気高さと静けさが共存している。」と語っており、
レオナールのイメージを決定づけるシリーズを発表。世界中に数多くの商品を送り出すこととなりました。
また、アジアの中でも特に日本に愛着を抱き、1983年には日本政府から着物のデザインを委託されています。
これにより、日本の伝統工芸である着物の柄を描くことを認められた、世界で最初の西洋人となったのです。
国内においても多くの書籍を出版しており、日本に造詣の深いことでも知られています。
アジアからインスピレーションを受けていることもあり、日本人に似合うと言われるのも頷けますね。

レオナールイメージバナー
出典:furniture.jp

 

世界中へ「150gの幸福」を

レオナールはデザイン・素材・プリント技法はもちろんのこと、縫製まで、
その全ての革新的なアイデアを具現化し、進化していきます。
体のラインにぴったりと沿うよう編まれたニットで成功した後、
今ではレオナールに欠かせない素材となったシルクジャージーをイタリアで発見します。
軽くてしわが寄らず、冬には温かく、夏には涼しいという大変すばらしい素材です。
トリブイヤール氏は美しいプリントモチーフとその最高の素材から作られる軽やかなドレスを
「150gの幸福」と考え、世界中の女性へと届けたいのだと語っている。

ブランドのイマジネーションの原点でもある代表的なモチーフ蘭の花を中心に、
レオナールのプリントアイテムは世界中の女性達から国も世代も超えて愛され続けています。

私もまたレオナールのプリントに魅せられた一人。
美しさを追求し続け、ますます進化を遂げるブランドからこれからも目が離せそうにありません。

 

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LEONARD print collection

LEONARD official site / LEONARD PARIS official site

LEONARD official online shop
 

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