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sacai-日本が誇る「ハイブリッドの美学」-

 

sacaiの魅力

素材使いや大胆なシルエットが特徴的なsacai(サカイ)は
日本人デザイナーにより、日本で生まれたブランドです。
1999年よりスタートし、今や人気は国内に留まらず、
ニューヨーク、ロンドン、パリのセレクトショップや百貨店などでも人気を博す、
日本が誇る一流ブランドとなっています。

2018年秋冬にはUGGの「クラシックブーツ」とのコラボレーションが発売予定。
一ファンとして、私も今から楽しみにしています。
これまでにも数多くの人気ブランドとのコラボレーションアイテムを発表し、
毎度大きな話題となってきたsacai。

では、sacaiはどのようにして誕生したのでしょうか。

UGG×sacai

出典:fashionpress

 

デザイナー

阿部千登勢(Chitose Abe)

chitose-abe

出典:sacai Facebook

デザイナーの阿部千登勢は1965年、岐阜県に生まれる。
洋服の仕立て屋に勤める母の元、幼い頃より洋服に囲まれた環境で育ったという。
人と同じ格好を好まず、自分の服装を友達に真似をされると、直ぐにへそを曲げたとか。
小学校5年生の頃、テレビCMで目にしたファッションデザイナーに憧れを抱き、
「これになりたい!」と直感してから、その夢が変わることはなかった。
ちなみに、そのデザイナーは三宅一生。
一直線にファッションデザイナーを目指した阿部は東京に強い憧れを抱いたが、
両親に上京を許されず、片道2時間かけて名古屋の専門学校に通った。
学生時代は、流行のヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood)に身を包み、
目立つ服装から地元ではちょっとした有名人だったそう。

専門学校を卒業した後、アパレルの大手、ワールドに入社。
しかし、会社の近くで見かけるコム デ ギャルソン(Comme des Garcons)の
スタッフの姿に憧れ、2年程でワールドを退社する。
当時、川久保玲率いるComme des Garconsはパリコレで世界に衝撃を与えていた。
バブル絶頂期でもある1989年、Comme des Garconsへと転職する。
パタンナー、ニットウェア企画、そして渡辺淳弥による
ジュンヤ ワタナベ コム デ ギャルソンの立ち上げメンバーへ。

Comme des Garconsが一番大切にしていたのが“オリジナルであること”。
そしてファッションをビジネスとすること、ビジネスとクリエイティブのバランスをとることを学ぶ。
それらは阿部の世界観を形作り、今も心にずっと残っているそう。

1996年、結婚。翌年、妊娠を機にComme des Garconsを退社。
妊娠や育児で今までと同じようには働けないだろう。会社に迷惑をかけたくない。
そんな思いがあったという。

出産後、もちろん子供は可愛く退職への後悔は無かったが、
仕事をやめ、自分だけが取り残されたようで大きな喪失感があったそう。
そんな時、夫で自身もカラー(kolor)のデザイナーである阿部潤一から、
少しずつでも、とデザイナー復帰を勧められ、計5型のニットでsacaiのファーストコレクションを作り上げる。
ブランド名のsacaiは旧姓より、夫・阿部潤一のアイディアで付けられたらしい。
こうして、1999年、東京でsacaiは誕生した。

 

コンセプト

「日常の上に成り立つデザイン」

ニットを軸とした異素材の組み合わせ・パターンの柔軟さなどから生まれる“ハイブリッド”な発想。
自身をとりまく人々やその生活を観察し、ファッションの慣習や、既成概念にとらわれることのない新しさと、
朝から晩まで、家でも、1日中着られる服を作る。
ベーシックなアイテムも、阿部の手にかかれば独特のエレガンスを放つ。
現代女性に高い支持を得ている要因は、自分自身を強く反映しているからだろう。
「着たいものを、着たい時に、着たいように着る」まさにデザイナー阿部の考えを体現している。
いつ、どんなときにも。「日常の上に成り立つデザイン」がsacaiのブランドコンセプトである。

 

ラインナップ

2018年現在、sacai(レディース)/sacai man(メンズ)ともに
洋服・小物・シューズ・バッグ・アクセサリーなど幅広く展開。
様々なブランドやデザイナーとのコラボレーションアイテムは毎回大きな反響となる。
価格帯は5~20万円程が主。

 

ブランドの歴史

1999年
東京にて、阿部千登勢が5型のコレクションから“sacai”をスタート。
雑誌やスタイリスト、感度の高いセレクトショップなどから高い支持を得て、口コミで人気が広がる。

2004年
パリで初の展示会をひらく。

2006年
ニューライン“sacai gem(サカイ ジェム)”をスタート。
gem は英語で、原石などを表す特別なもの、という意味から付けられている。
“sacai gem”はスタート時には10 corso como comme des garcons(ディエチ コルソ コモ コム デ ギャルソン)、
dover street market(ドーバー ストリート マーケット)にて限定販売されるエクスクルーシヴコレクションであった。
同年、ランジェリー・ホームウェアラインの“sacai luck(サカイ ラック)”を展開。
“sacai luck”はエレガントな大人のための、リラックスしたシーンにむけたコレクション。

2012.DOVER-STREET-MARKET-GI

出典:sacai

2007年
「毎日ファッション大賞」の大賞に選ばれる。
デザイナー阿部が憧れる三宅一生や川久保玲も受賞しており、2012年には夫の阿部潤一も大賞に選出されている。

2009年
春夏シーズンよりメンズコレクションをスタート。
また、モンクレールの阿部が日本人初のデザイナーに抜擢される。

2010年
モンクレールのニューラインとして“MONCLER S(モンクレール エス)”を発表。
“MONCLER S”は大きく話題を呼び、“sacaiはさらに飛躍する。
※2012秋冬シーズンまで展開。

2011年
秋冬パリコレクションにて、初のモデルを起用したショーを開催。世界に反響を与える。
同年9月、東京・南青山にsacaiの全ラインが揃うフラッグシップストアをオープン。

2013年
フランスの高級レザーシューズメーカー“Paraboot(パラブーツ)”との共同制作でメンズ初のシューズを発表。
“Paraboot”の定番モデル、ダブルモンクストラップのWILLIAM(ウィリアム)をベースとしたオリジナルシューズとなった。

Paraboot×sacai1.2

出典:sacai

2014年
“Paraboot(パラブーツ)”と2度目の、“VANS(ヴァンズ)”とは初のコラボシューズを制作。
また、“PORTER(ポーター)”とのコラボバッグも話題に。

2015年
「NikeLab X sacai」ウィメンズのスポーツ・ウエア・コレクションを発表。ウェア・シューズともに爆発的な人気に。
この頃、香港と北京、ソウルにもストアをオープン。世界に販路を広げる。
同年、2度目の「毎日ファッション大賞」を受賞。
※それまでに2度以上大賞受賞をしたのは、川久保玲(COMME des GARCONS)、三宅一生(ISSEY MIYAKE)、
山本耀司(Yohji Yamamoto)、高橋盾(UNDERCOVER)の4人。
また、2010年より展開してきた“sacai luck(サカイ ラック)”を休止。
“sacai luck”はメインコレクションの“sacai”より価格を抑えた商品展開で、
特に国内の人気が高かったが、2015年秋冬シーズンがラストコレクションとなった。

NIKELAB×SACAI

出典:sacai

2016年
柏崎亮が手がける“Hender Scheme(エンダースキーマ)”とのコラボレーション。なめし革のブーツやサンダルを発表。
また、本格的にバッグコレクションを始動。
元“MARC BY MARC JACOBS(マークバイマークジェイコブス)”のクリエイティヴディレクター、
Katie Hillier(ケイティー・ヒリヤー)をパートナーとし、“sacai”らしい「ハイブリッド」の美学を表現する。

sacai-THATBAG

出典:sacai “THAT” bag

2017年
秋冬パリ・メンズ・コレクションでで、アウトドアブランド“THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)”の
ユティリティーウエアライン、THE NORTH FACE URBAN EXPLORATION(ザ・ノース・フェイス アーバン エクスプローレーション)
とのコラボレーション「sacai x The North Face」を発表。
オーバーサイズのパーカやMA-1などをラインナップ。
同年10月には、“UNDERCOVER(アンダーカバー)”と合同ファッションショーを開催。

TNF×SACAI

出典:sacai

2018年
秋冬コレクションで発表した“UGG(アグ)”とのコラボブーツを今秋販売予定。
“UGG”の定番ブーツのトップエンドにソックスのようなニットが付いた“sacai”の「ハイブリッド」を感じるアイテムだ。
現代を生き、成長をつづけるsacai。これからもまた新しいモノづくりを見せてくれそうです。

sacai

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