私どもセブンヨークファミリアでお買取り強化ブランドとさせていただいています DAISY LIN(ディジーリン)と FOXEY(フォクシー) どちらもエレガントな女性らしいコンサバスタイルのブランドです。 フォクシーをご存知のかたならどちらも社主である前田義子さんのブランドであることはご承知の通りですが、その違いは何?と聞かれると明確には回答できないかもしれません。
フォクシーは1980年創業、一方デイジーリンの創業は法人の設立が2015年となっておりますが、それまでにフォクシーの中にあった「DAISY LIN For FOXEY」が派生するかたちで2017年にオンラインショップが誕生したものです。
今回は、デイジーリンの特徴や魅力、ターゲットとしているお客様の年齢層などからフォクシーとの違いを考えてみたいと思います。
<目 次>
- FOXEYとDAISY LINの関係
- 購入方法の違い。DAISY LINは店舗で買えなくなった
- DAISY LINとは
- FOXEY、FOXEYNEWYORKとの違いは?
- DAISY LINを着る年齢層は
- DAISY LIN・会社所在地
- ミスリンの女性像に重なる薔薇 Miss Lin Rose
- まとめ
FOXEYとDAISY LINの関係
FOXEYにはいくつかのラインがあり、代表的なファーストラインのFOXEY BOUTIQUE、少し日常的に使えるFOXEY NEWYORKがあります。DAISYLINもそれと同様にFOXEY内の別ラインと認識されているかたもいらっしゃるかもしれません。 またはFOXEYのトラベルライン?とかFOXEYBOUTIQUEのカジュアルライン的な? そんなイメージで捉えていらっしゃるかたもいると思います。 FOXEYとDAISYLINには似ているテイストのドレスやカシミヤのような着心地のコットンニット、ベルベットのようなベロアなど共通する素材感のアイテムもあります。私どものお買取りをご利用いただいているお客様でも、どちらのお品もご購入されているかたも多くいらっしゃいます。明確な区別はある?でもどこかしら。。。
フォクシーには下記のようなラインがあります。
・FOXEY BOUTIQUE
・FOXEY NEWYORK
・FOXEY NEWYORK collection
・Velour noir by FOXEY NEWYORK
(現在は VELOUR NOIR)
・FOXEY SPORTS
・FOXEY NEWYORK Valuable
・NATURAL by FOXEY
・Daisy Velour by FOXEY
・DAISY LIN For FOXEY
・ADEAM
※黒太字のライン名は現在稼働中のラインです
赤字で書いた DAISY LIN For FOXEY のライン名からFOXEYが外されてDAISYLINとなりました。
ベロアアイテムのライン Daisy Velour by FOXEY はライン名としてFOXEYからなくなり、Daisy VelourというワードはDAISY LINの中でベロアアイテムの素材名として残っています。
FOXEYから DAISY LIN というワードが見られなくなりました。
(仮説)DAISYLINはFOXEYから独自ブランドへ進化している
購入方法の違い。DAISY LINは店舗で買えなくなった
DAISY LIN のスタート時はFOXEYの店舗でDAISYLINの商品を購入することができました。
2017年にデイジーリンオンラインをスタートさせてからは、徐々にオンライン限定販売の商品が増え、現在は全ての商品がオンラインのみの販売となり、FOXEYの店舗では購入できなくなりました。DAISY LINでは独自の店舗がありませんので、オンライン販売のみのブランドとなりました。
かつてはネットでの販売に否定的であったFOXEYですが、DAISY LINのネットでの販売が好調な推移を受けてFOXEYも追従してオンライン販売を開始しました。担当さんとのコミュニケーションを大切にしてきたFOXEYですがコロナ禍の時期を経て完全に定着しています。
DAISY LINが独自ブランドとして歩んでいることは、フォクシーのオンラインサイトを見ても感じることができます。その理由は、フォクシーのオンラインサイトではフォクシーとは別のブランド展開しているモードテイストなADEAMの商品を一部掲載していたり、ADEAMのWEBサイトへのリンクがありますがDAISY LINの商品の掲載はなく、WEBサイトへのリンクもありません。
デイジーリンオンラインにもフォクシーの商品の掲載はありません。同様にフォクシーオンラインへのリンクもありません。
DAISY LIN ONLINEでFOXEYの文字をひとつもほとんど見ることができないのです。
(↑ ひとつも。と書きましたがバングルのサンプル展示のページにFOXEYの文字がありました。)
ネガティブな意味ではなく、フォクシーから独自のブランドとなってきているのがわかります。
(コラム)とりあえず見て欲しい。ADEAMのカプセルコレクション
キーワードはストリート・ジェンダーニュートラル
DAISY LINとは
ここでDAISYLINについておさらいしておきます。
フォクシーやデイジーリンをお好きな方にとっては DAISY LIN このブランド名は前田義子社主のお名前 Noriko Daisy Lin Maeda のミドルネームであることは言わずもがなです。
前田さんはFOXEYの社主であり創業時からのデザイナーですので、デザイナースブランドではご自身のお名前をブランドにすることは珍しいことではありません。
他のブランドと違うところは、彼女(このようにお呼びするのは大変憚られますが)のデザインするアイテムだけでなく、前田社主の世界観や美意識、思考や行動までお手本にしたいと思っている前田ファンのかたがとても多くいらっしゃることです。コレクション毎のパンフレットにご自身がモデルとなってスタイリングされている商品は完売が必至でした。過去には顧客様向けにファッションやマナーのレッスン講演を行ったり、これだけの大きなブランドとなっても寸暇には本店の店頭にいらっしゃることもあり、デザイナー、広告塔、教祖のような存在であったことがカリスマと言われる所以です。婦人画報、25ans(ヴァンサンカン)の雑誌のコラム、前田さんの思考を文章にしたものや、趣味嗜好のスタイルブックとなる書籍も人気です。
ECコマースを始める際、雑誌のコラムで「人が接客しない販売の仕方はいかがなものかと思うけれど、これも時代の流れでやむを得ない」というようなことを語っておられましたがこれも前田さんのお客様を大切にする人間味あるお人柄を感じることのできるエピソードです。
前田義子さんの連載コラム・著書
連載コラム
・雑誌「婦人画報」連載 つなぎたい心 『心眼の人』ミスリン・コレクション
2023年 連載コラムが書籍化されました
ご購入はAmazonまたは全国書店にて DAISYONLINEでも買えます
・雑誌「25ans」連載 「愛しい気配」
著 書
・産経新聞出版 「美しい気配」
・小学館 「前田義子の強運に生きるワザ」 他多数
・Scribner’s 「われた魯山人」 2012年発刊
こちらは画像や装丁の美しさで造本装幀コンクールにて「文部科学大臣賞」と「出版文化国際交流会賞」さらに「世界で最も美しい本」の日本代表として出品されました。
われた魯山人の器は金継ぎをしてふたたび命を吹き込まれ、以前にも増して美しくなって私のもとへ戻ってきてくれました。
美しい道具たちは、使ってこそ、より、そのものの存在感が増してきます。
金継ぎがブームになっていると・・・
”われた魯山人”を見返してみました
日本文化への造詣の深さやものづくりへのオマージュ、高い審美眼やものをいたわる心。
合理的に生活する現代に忘れてしまいそうな大切なものを教えてくれます。
ご著書はデイジーリンオンラインでご購入いただけます
DAISY LIN ONLINE
前田社主のインスタグラム
コーディネートだけでなくニューヨーク、スイス、日本を移動するスタイルや美しい景色、季節ごとのご自宅の美しいしつらえ、愛犬のお写真、障がい者トライアストン選手のスポンサーになられていることなど凛として優しいお人柄をうかがえるインスタグラムも人気 フォローも20,000人近くいらっしゃいます。
前田社主インスタグラム @norikodaisylinmaeda
デイジーリンにはお洋服だけでなく、ご自宅でクリーニングするためのアロマウォッシュや肌触りのよいタオル、クローゼットの芳香剤、有機栽培されたお米など前田さんのフィルターを通して選ばれたアイテムも販売しています。
DAISY LINはブランド名の通りフォクシーのカリスマ的存在の前田義子さんを感じることのできるブランドなのです。
DAISY LIN 販売店舗情報
販売店舗はありません。オンラインサイトのみでの販売になります。
試着もできません。電話での注文やお問い合わせはできず、メールでのお問い合わせになります。
オンラインでの注文になります。
サイズ感のわかりにくいシューズが最終段階までフォクシーの店舗でお試しいただくことができましたが現在はシューズの店頭サンプルも行っておりません。
デイジーリンで販売されているシルバー製のカフバングル Bangle “The Guardian”¥352,000 のみフォクシー直営店でサンプルをご用意しています。
(追記)
大ヒットしたシューズWATSのローヒールWALCを現在、期間限定で直営店でお試しいただけます。
FOXEY、FOXEYNEWYORKとの違いは?
先ずお値段の点ですが、お値段は素材によるところが大きいので一概には言えませんが、商品の価格帯としてはFOXEY(BOUTIQUEライン)とFOXEYNEWYORKの間くらいになるでしょうか。
FOXEY(BOUTIQUE)の素材感に近づけて、FOXEYNEWYORKの日常性に寄せた高素材で実用性を備えたラインナップと感じます。
・FOXEY(BOUTIQUE)は高級素材のお出かけ仕様
・FOXEYNEWYORK は普段使いのきれいめスタイル
・DAISYLIN は少し上質な日常スタイル
おおまかにカテゴリで区別するとしたら、こんな感じになるでしょうか。
フィット&フレアタイプのドレスもありますがFOXEYと比べてリラックスしたウエアの展開が多いように感じます。
ボテロとネーミングされたふくよかさん向けにゆったりと作られたサイズの展開があるのもDAISY LINならではです。
似ている商品展開もありますが、スニーカーのような履き心地のWATS、エシカルファーを使ってホームクリーニングできるLOVEFORのコートなどFOXEYには見られないDAISY LINらしい独自のアイテムがあります。
DAISY LINを着る年齢層は?
FOXEY、FOXEYNEWYORKでも特に年齢層が定められているわけではないと思いますが 素材や、デザイン、着るシーンに合わせて20代~幅広い年齢層のかたにどちらもお選びいただいていると同様にDAISYLINもどなたにもお選びいただけると思います。
先にも書きましたがカジュアルではなくリラックス。そんな優しい時間が流れているのがDAISY LINかもしれません。
フォクシーを創業時からご愛用されてきたお客様たちは60代後半~70代になられていらっしゃいます。変わらずにフォクシー愛をお持ちになられている方も多く「私たちが着るFOXEYを作っていただきたいわ」のご要望をよく耳にします。
このようなお客様のお声を反映された商品展開になるのかなぁと当初予想しておりましたが、特にそのような年齢層に特化する感じもありませんでした。
おしゃれなリーディンググラスもありますので、どちらかと言えばそのようなご年齢層のかたにも手にしていただきやすいアイテムもあるようにお見受けします。年齢層を限定するわけではありませんが、あえて表記すると以下のような年齢層のかたが着用されているように感じます。
・FOXEY(BOUTIQUE)は 30代~60代
・FOXEYNEWYORK は20代~40代
・DAISYLIN 40代~60代
DAISY LIN・会社所在地
フォクシーの本店と言えば 銀座のフォクシービル。フォクシーの聖地です。ADEAMも銀座の同じ住所ですが、デイジーリンの本社は南麻布です。
株式会社DAISY LIN
所在地 〒106-0047 東京都港区南麻布5-1-11 2F
株式会社フォクシー
所在地〒104-0061 東京都中央区銀座6-8-1
フォクシーの企業概要によればグループ企業は株式会社ADEAMインターナショナルのみになっています。株式会社DAISY LINは代表が同じ前田義子フォクシー社主であっても法人間での株式の持ち合いはなく、株式会社フォクシーが親会社とはなっていない模様です。
このことからも DAISY LIN はFOXEY傘下のブランドという表現は適切ではなく、グループブランド、もしくは前田義子さんのプライベートブランドと認識するほうが適切かもしれません。
ミスリンの女性像に重なる薔薇 Miss Lin Rose
こちらの薔薇の写真は 前田さんのために新しく交配してつくられた ミスリンの薔薇
Miss Lin Rose 引用:DAISYLIN MAGAZINE 創刊号より
前田さんは華やかでゴージャスな大輪の薔薇がお好きなのかと思いましたら
野に咲いているような楚々としたミニバラがお好きなのだそう。
Miss Lin Roseは清らかな白、シフォンのような薄い花弁が重なるたおやかな華やかさとほのかな香りの薔薇なのだそう
佐賀県の薔薇農家さんで作られているようです。ファインロース 原園芸
ご近所のお花屋さんにリクエストするとお取り寄せしていただけるようです。
こちらでも時期になると通販ができるようです。花問屋アソシエ
気になるかたはお問い合わせしてみてください。
まとめ
FOXEYとDAISYLINは同じDNAを持って生まれていますが、創業者でありデザイナーである前田義子さんから昇華していったFOXEYと前田義子さんの意識をそのまま表現しているDAISYLIN。
現在はそれぞれが独立した建付けになっています。お求めになるお客様からすると店舗で同時に試せたり、購入できるほうがいいという声も聞こえてきそうですが店舗やスタッフ、WEBサイトも共有しないというところからFOXEYから切り離した前田さんご自身のブランド、よりデザイナーズブランドという色を持たせているようです。海外のデザイナーを考えるとシャネルのカールラガーフェルドとご自身のブランド KARL LAGERFELD、ロエベのJWアンダーソン、そのようなこともよくあることで、前田さんがFOXEYもオーナーであることだけが相違点です。
FOXEYは前田さんへのオマージュを残し更に進化し、DAISYLINは前田さんの長い経験から生まれる新しいスタイルを展開する。この先、その違いがより明確になると選択の幅が増えてFOXEYファンにとってはさらに楽しくなるのではないでしょうか。
私どもセブンヨークファミリアでは、FOXEYのすべてのライン、DAISYLIN、ADEAMをお買取りさせていただいております。使わなくなりましたお品がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ、ご利用ください。丁寧に1点1点拝見させていただいております。
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