ブラックとネイビーは私達にとって時に手強いカラーになります。
ブラックといっても素材や透け感によって見え方が変わり、明るめのブラックから揺るぎないザ・ブラックまで限りないトーンがあります。
ネイビーも同様にブルーに近いものから、あと一歩でブラックエリアに入りそうなものまであり、ボーダーラインの左右に位置する場合どちらのカラー表記にするか苦慮する時があるのです。
糸の色や裏地の色から判別することもひとつの方法ですが、表地はブラックでもあえてネイビーの裏地やステッチを用いていることも考えらますので、私どもで正しい判断はできかねてしまいます。
タグに品番があれば、できるだけ調べるようにいたしますが、発売から時間が経過していたり、カラー番がタグにないものもあります。
更に厄介な点は画像に撮影しても、現物の色を再現することは至難です。
ブラックとネイビーは近くても別なもの。シャネルで見事なコーディネートを見せてくれていますが、ブラックとネイビーの合わせは上級な技です。