Quality

こんにちは!
バイヤーの羽下(haga)です。

1日約1Lはコーヒーを飲むほどのコーヒ好き。
最近はお中元に貰った「雪室珈琲」に夢中です。
 

新潟にある珈琲問屋「鈴木コーヒー」が手掛けた、雪国新潟の気候風土が育んだオリジナル商品です。「雪室」とは、豪雪地帯に古くから伝わる、天然の雪を貯めた地球に優しい冷蔵庫。室内は、ほぼ室温0°C・湿度100%という低温・高湿度を安定して保ち、その環境は食材の美味しさに磨きをかけます。こだわりの詰まった味わいは全国的にも評価され、観光庁の「世界にも通用する究極のお土産品」にノミネートされました。

気になる方はぜひご賞味あれ。
 

 

さて、今回のブログは「高級と上質の違い」についてです。

 

高級と上質の定義とは?

一般的には「上質」=「高級」と混同されていると私は思います。
また、それぞれの線引きも難しいことも事実です。

高級のイメージは、高級マンションに住み、旅行に行くときはリッツカールトンに泊る。普段から1人○万のフランス料理を食べ、乗り物はビジネスクラスやグリーン車。一言で表すと”豪華”

上質のイメージは、自分たちが一からこだわった家、部屋に住み、美しい景観や温泉、客室の空間を大切にしている宿を選ぶ。地元の人から支持を得ているような「ホンモノのお店」で食事を堪能し、幸せな気分になること。一言で表すと”洗練”

 
高級と上質はセットに考えがちですが、実は大前提が違う気がしています。

高級は、どれだけの人が知っているものか、いかに値段が高いことに価値がある。
上質は、価格に捉われず、”自分自身が心豊かな気分になることに価値がある。

では、この定義をファッション・服の話に当てはめて考えてみましょう。

 

ファッションにおける高級と上質の違い

高級な服

高級な服のイメージとして、誰もが一度は目にした事があるグッチ、ルイ・ヴィトン、メゾンマルジェラなどの、海外のインポートブランドが頭に浮かぶでしょう。

インポートブランドが高い価格なのは、素材や細部へのこだわりはもちろんなのですが、「デザイン」に対しての一番ウエイトが高いです。日本国内にあるブランド、セレクトショップのオリジナル品などは、すべてほぼ例外なく「海外コレクションのデザイン」を模倣することをデザインの着想点としています。インポートブランドは「世界的なデザイナー」が、ゼロからの着想を行なっているので、そこに対して費用が加算されているわけです。

 

 

上質な服

上質な服はどんなイメージでしょう?高い=質が良い、なのでしょうか。
「いや、そうとは言い切れない!」という経験がある方も多くいることでしょう。

上質な服に共通しているのは、シンプルであること。
そして、シンプルだけれど細部に個性を秘めていること。生産背景、素材に徹底したこだわりがあり、手間ひまが掛かっていること。
日本はもともと和服の文化で、和服はデザイン性よりも素材や染めに凝る文化です。
一概には言えませんが、日本人はデザインのアイディアでは海外のインポートブランドには敵わない。だからこそ、「素材」「染色」「縫製」で差を出すという考え方が根付いているのでしょう。

 

 

高級=「認知度の高さ」「高価格」「デザイン」
上質=「共感できるこだわり」「シンプル」「手間ひま」

こう理解すると、高級と上質の違いがはっきりと分かってきます。

 

自分にとっての上質を見直そう

ファッション市場の価値観やニーズは、日々変化し続けています。
だからこそ、「いいもの」の「いい」の中身は人によって大きく違います。

誰かにとっては、「誰が見ても高級そうに見えるもの」が「いいもの」の条件だろうし、別の人にとっては「自分の趣味嗜好に合ったもの」が「いいもの」の条件になる。あるいは、「今どきの流行に沿ったもの」が「いいもの」の条件かもしれない。

ただ、「高級」「上質」それぞれの良さや意味合いを理解することで、自分が周囲を見て”この人はどんな風に思われたいのか、何を大切にしているのか”を判断できる基準になります。

 

 

その中でも「上質」は自分の本質と向き合う事で見えてくるものだと感じています。

私自身も長年ファッション業界にいる中で、他人にどう思われたいかで服を選んでいる時期がありました。
誰もがわかるインポートブランドで全身揃えても、何故か気持ちが満たされない。
ブランドによる見栄え、着た時の高揚感、他人から羨ましがられる承認欲求、色んな感情を与えてくれたはずなのに…。

“自分は、どんなことに喜びを感じるのか?”
“自分にとって、大切なものは何か?”

半年ほど自問自答した結果、私は「自分にとっていいと思うものを、自分の意思で選んで、毎日をストレスなく過ごしたい」という想いに行き着きました。

着心地の良い上質な服を着ていれば、しゃんと背筋がのび、昨日と同じ繰り返しの一日でもすこやかな気持ちで過ごせる。
自分が好きな香りに包まれていれば、気持ちがリラックスして、いつもより物事がスムーズにいく。自分自身の人生が好転するきっかけになりました。
 

皆さんも取捨選択が難しくなった現代だからこそ、一度自分自身にとっての「上質」について考えてみて下さい。
自分自身を高めてくれる事はもちろん、自分の本質、価値観を見直すきっかけになるはずです。

 

では今日はこれにて。

 

関連記事

PAGE TOP