知るともっと好きになる!チェック柄の名称と由来

 

流行りすたりがなく、長年愛され続けているチェック(格子)柄。
皆さんのクローゼットの中にも少なくても1枚は入っているのではないでしょうか。
私も大好きな柄なんです。同じチェックの種類でも色味が違うと全く印象も変わりますから、
ついつい色違いなんかも増えてしまったり…。

さて、「チェック柄」と一口に言ってもいろんな種類がありますね。

今回は10パターンのチェック柄の名称と、その由来を紹介します。

 

ギンガムチェック

ギンガム

王道ですね!可愛らしい印象のギンガムチェック。
縦横同じ太さの線で、主に白地と別の色の2色で構成されています。

名前の由来は諸説ありますが、
マレー語で縦縞模様を意味する「Genggang」から来ているとのこと。
元々はストライプ柄のことをギンガムと呼んでいたのですね。

 

ハウンドトゥースチェック(千鳥格子)

千鳥

レトロで上品な雰囲気。
名前の由来はひとつひと つの形がhound’s tooth、つまり猟犬の歯に見えることから。
日本では千鳥の飛ぶ姿に似ているので、そのまま千鳥格子と呼ばれていますね。
猟犬の歯…欠けすぎではないでしょうか?汗
私は断然 千鳥の飛ぶ姿に見えます。

 

グレンチェック

グレンチェック

千鳥格子、ヘアライン(髪の毛のように細いライン)など
細かい格子を組み合わせて大柄にしたもの。
グレンとはゲール語で谷、渓谷を意味していて
スコットランドのアーカートという地の谷間で織られたことから
この名前が付いたと言われています。

 

タータンチェック

タータン

2色以上の糸を使用し、直角に交わらせた格子柄。
スコットランド伝統の柄で、氏族を象徴する家紋のような役割として用いられていたそう。
タータンの語源も諸説ありますが
“麻と毛の織物”のことを古いフランス語でテリターナと言い
それが次第に訛ってタータンになったとか。

 

アーガイルチェック

アーガイル

連なったひし形と斜めに交差した 線から構成された柄。
スコットランドのアーガイル地方にお住いだった氏族・キャンベル家の
タータンチェック(家紋)だったことから
アーガイル柄と呼ばれたと言われています。

 

ブロックチェック(市松模様)

ブロック

正方形(ブロック)が交互に並んだ格子柄。
日本では市松模様と呼ばれていますが
江戸時代の歌舞伎役者 初代佐野川市松がこの柄の袴を履いていて
人気を博したことに由来しています。

 

シェパードチェック

シェパード

ブロックチェックに似ていますが、交差していないところに
地色の斜線が入っているのが特徴。
スコットランドの羊飼い=シェパードが着用していたことが語源とされています。
シェパードチェックは2色使いですが、
多色使いになるとガンクラブチェックという別物になります。
(ガンクラブ…イギリスの狩猟クラブで着用されていたことから)

 

ウインドウペーン

ウインドウペーン

トラディショナルな印象のウインドウペーン。
窓の格子のような、細い線で構成された格子柄です。
window=窓 pane=ガラス でそのままですね。

 

オーバーチェック

オーバー

細かい格子の上に 大きい格子を重ねた柄のこと。
グレンチェック、シェパードチェックの上に
異なる色の格子を重ねたものがよく見られます。

 

バーバリーチェック

バーバリーチェック

誰もがご存知。見ただけでわかりますね。
キャメル地に黒、白、赤で構成されたチェック柄。
この柄は1924年にバーバリーのトレンチコートの裏地に使用されたものが最初だそう。
バーバリーチェックという名前は公募で決定し
この名前で商標登録されています。

 

私はギンガムチェックが一番好きですが、
皆さんは何がお好きでしょうか。
外国から入ってきた呼び方が多い為、なんとなくただ耳にしていた名称も
由来を知るともっと愛着が沸いてくるように感じます。
お洋服をもっと好きになる。この記事がそんなきっかけになれば幸いです。

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