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品を良く見せるためのアウター3選

品の良さ=歴史の深さ

皆さんも、どこか共感してもらえるのではないでしょうか?

ファッション業界ではそれを象徴するかのように、
歴史あるブランドが手がけたマスターピースを現代風にアップデートをする風潮が多く感じます。

クラシックな佇まいながら古びることなく、いつ見ても新鮮な印象が感じられる。
そんなブランド、アウターを一つは持ち合わせておきたくないですか?

今回は、品を良く見せるアウターブランド3選をご紹介します。

世代をこえて着続けられる理由、ちょっとした豆知識もお話ししていきますので最後までお読みいただけると幸いです。

品を良く見せるためのアウターブランド3選

1.英国の国民的老舗アウトドアブランド”Barbour”


性差なく使える普遍的なデザイン、メンテナンス次第で長く付き合える耐久性。
定番モデルのバリエーションも多いこともバブアーの魅力です。

そして、120年以上続く老舗ブランドでありながら、
コラボや別注を積極的にしていることで、ここ数年で人気が再燃していますよね。

品が良く見える理由は、コーデュロイの襟部分と裏地のタータンチェックが象徴的でしょう。
イメージの強い“スーツの上に着るアウター”としてはもちろん、カジュアルなパーカーなどで合わせても
上品に着こなせるのはBarbourならでは。

ちなみに日本で流通しているスリムフィットモデルは、クラシックフィットモデルに比べて、
肩幅や、身頃は細くしつつ、着丈や袖丈は少し長めに設定されており、襟も少し小ぶりになっているんです。

また、セレクトショップや国内ブランドとの別注やコラボモデルも沢山ありますよね。
細かい部分にもこだわりたい人は、自身に合うデザイン、色を探すのも楽しいかもしれません。

2.ファッション性の高いダウンブランド”WOOLRICH”

綿花畑
「ウールリッチ(WOOLRICH)」は、1830年の創業以来長い歴史をもつ、アメリカ最古のアウトドアブランドです。

WOOLRICHはのブランドのアイコンモデルでもある”アークティック”などの定番モデルも多く、流行に左右されにくいブランドです。
ダウン特有の段々の縫い目、つるつるした生地ではないマットな見た目。これが品のあるデザインの由縁でしょう。

このマットな素材の正体は、60:40クロス。
コットン60%、ナイロン40%のバランスで混紡された生地のことで、通気性や耐摩耗性に長けているのが特徴。
今では聞き慣れたこの素材も、ダウンジャケットに採用したのはWOOLRICHが起源では?という説があるほど。
(1972年に”アークティック”は誕生し、サッカーチームがベンチウォーマーに使用したことで爆発的な人気になりました。)

高い保温性とスッキリした見た目。
タウンユースに着るには、どちらも大切にしたい。
そんな方には、ピッタリなブランドと言えるでしょう。

3.Maison Margielaの定番!八の字ライダースジャケット

綿花畑
今まではアウター中心に展開しているブランドでしたが、私たちも大好きなMaison Margielaの定番アウターをご紹介。

マルジェラの中でも男性のためのワードローブである⑭ラインのアイテムで、フロントを見て分かる通り八の字に入ったジップが名前の由来。
公式サイトでの掲載では5ZIPライダースとされていますが、キャッチ―なデザインから八の字ライダースで浸透しています。

1999年秋冬シーズンから毎シーズンリリースされており、マルジェラのアイコンになっているアイテム。
反逆、不良というイメージの強いライダースジャケットをベースに、マルジェラが得意とする「服の再構築」から生まれた名作です。
(服の再構築=人間が本来持っているシルエットやラインとは反し、独自のシルエットやラインを服に落とし込んで新たに作り直して再定義する事)

どの角度から見ても品の良さが感じられる理由。
それは、ベースとなるデザインはほとんど変化していないこと。

できるだけ無駄を削ぎ落とした普遍的なデザイン、フロントに大きく走るハの字のriri製ジップ。
ゴートスキンの革の質感、首元の4ステッチ。

20年リリースされ続けるアイテム。当たり前ではありませんよね。
私もひそかに購入を検討しています(笑)
綿花畑
品のあるもの。

それは、
ブランドの今までのモノづくりに対する試行錯誤、挑戦が反映されているもの。

デザイナー、パタンナー、生産者のあくなき努力に他なりません。
一概に定義は出来かねますが、歴史のあるブランドはこの部分に特化しています。
だからこそ、愛され続けるのでしょうね。

では、今日はこれにて。

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