日毎に夏らしくなってきています。
夏の素材と言えばコットンです。
私どもファミリアでお取り扱いさせていただいている商品の
素材にコットンはそう多く使われてはいません。
エレガントなブランドの場合はシルクやレーヨン、ポリエステル、ウールやカシミヤが主に使われていてコットンが混ぜられていることは多くありません。
それでも夏になりますと、お洗濯のきくコットンのボレロやカットソー、コットンの含有が多くなった混紡のワンピースも増えてきます。
昨年あたりからニュースで耳にすることが増えたウイグルの新疆綿
アパレル業界全体の問題としてこのところコットンのことを考えない日がありません。
改めてお洗濯の時に コットン製のものは生産国を確認している。
もうすでに我が家にやってきているのですから、今更確認しても遅いのは承知の上ですが、いちいち気になっています。
綿花はいまや日本ではほぼ生産されていないので、服のタグに日本製と書かれていても、その素材としての綿はどこかの国から輸入しているわけです。
自分の着ているものがどこでどのようにして作られたものかの真実を知ることは不可能に近いかもしれませんが、日本での綿花輸入先をデータとして調べてみたところ
アメリカ、インド、ブラジル、オーストラリア、ギリシャで
中国は綿花の生産ではインドを抜いてトップですが、中国国内での使用する分に足らず、他国からも輸入をしている状況のため、日本への原料としての輸出はごくわずかしかなく、日本の総輸入量全体の3パーセント程度のようです。
このことから、真っ白とは言いきれませんが、素材表記ダグに綿と記載されていても日本製であれば、ほぼ安心できるものと思われます。
その逆で、中国全体に占める新疆地区の綿花生産量はおよそ80パーセントなので、お手元のお洋服がコットン製で、中国製となっていたら、かなりの確率でグレー、もしくはブラックとなってしまうかもしれません。