ブランド品リメイクは違法?!シャネルやエルメス…ハンドメイドにご注意

ハイブランド品の価格高騰にともない、ヴィンテージ品もますます需要が高くなっていますね。

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そして、サステナビリティへの意識向上から、ハンドメイドに挑戦する人も増えていると言います。
近年はリメイク品をSNSで発信したり、メルカリなどのフリマサイトで個人売買しているのをよく見かけますが……

これ、気を付けないと知らずに法律違反をしているかもしれませんよ!!

どんなことが違法になるのか、例をあげて説明していきますね。

商標法違反になるリメイクは?

シャネルのボタンなど、ロゴマークのついたパーツ(製品から取り外したもの、または別途購入したもの)を使用してピアスやイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーに加工する

エルメスのスカーフを違う形にしたり、ヘアアクセサリーに作り替える

ヴィトンのバッグを解体してほかの素材と組み合わせて違う形にする

・服のデザインを全く別のものに作り替えたり、ロゴ部分(ブランドタグ含む)を別のアイテムに付け替える

これらを販売することは商標権の侵害にあたり、違法です。

「真正品※1と誤解を受ける可能性があるもの」はすべて法律に触れる危険性があります。

商標権侵害について詳しくはこちらの記事がおすすめ
咲くやこの花法律事務所/商標権侵害とは?重要なポイントをわかりやすく解説

過去に商標法違反で摘発された事例

2022年7月兵庫県で40代の女性二人が逮捕
エルメスのスカーフをヘアゴムやくるみボタンなどにリメイクして販売した

「エルメス」正規品のマーク切り抜いて加工 1800点、インスタで販売か 女2人、容疑で逮捕

神戸新聞

2022年8月新潟県でも50代の女性が逮捕された
Leeなどのデニムブランドのジーンズをバッグにリメイクして販売した

買い物中の警察官が発見!“本物のブランドロゴ”使い自作バッグを製造 商標法違反で50代の女を逮捕

NST

※1
真正品とは – 商標権、特許権の所有者が製造(販売)したもの(するもの)。正規品・純正品・本物などと同義
模倣品とは – 商標権、特許権の所有者に無断で第三者が製造(販売)したもの(するもの)。偽造品・模造品(コピー品)※合法のもを除く・偽物などと同義

CHANELの取り組み

多くの被害にあっているブランド側も取り締まりを強化しており、例えば、シャネルは公式サイトに具体的な取り組みを記載しています。

CHANEL/模倣品対策より引用 全文は>CHANEL

模倣品に対するシャネルの具体的な取り組み
シャネルでは、模倣品のサプライチェーンのすべてのレベルに関わっている当事者に対して、調査と強制的な捜索を実施し、訴訟を提起します。この「当事者」には、製造業者、卸売販売業者、小売業者だけでなく、物流、倉庫保管、支払いに携わった者も含まれます。

シャネルの模倣品対策は、模倣品のサプライチェーン活動が行われている国の法律を根拠に行われます。多くの国において、模倣品の製造、流通、販売は違法です。一部の国では、模倣品の所有も違法となります。

シャネルは、常に、さまざまな管轄の模倣品製造者に対する複数の訴訟に関与しています。また、シャネルは、各国と緊密に連携し、現地の警察や税関機関と協力して継続的な模倣品販売阻止に取り組んでいます。

さらに、シャネルは、健康上のリスク、犯罪活動の資金調達(テロ、組織犯罪、武器やドラッグの違法な販売)、児童就労など、模倣品の危険性について広く社会に伝えることを目的とした継続的な消費者の教育の取り組みにも携わっています。

インターネットにおける模倣品販売について
シャネルは、模倣品を販売したり、掲載するウェブサイト、アプリ、Eコマースなどのデジタル市場、SNSなどがないか、常にインターネット上でも監視しています。シャネルは、毎年、権利に抵触する何千ものウェブサイト、販売プラットフォームの広告、SNSのページの削除に成功しています。

また、主要なデジタルプラットフォームやSNSと直接協議し、そのサイトのクリーンアップに関して一層の協力を得て、広告内容を事前にフィルタ処理し、模倣品が人の目に触れる機会を減らしています。

いずれにしても、消費者はインターネット上で販売されるあらゆる疑いのあるシャネル製品を警戒する必要があります。インターネット上には、シャネルのレザー製品やファッションアイテム、ウォッチの正規販売店はありません。現在のところ、シャネルとその正規販売店がインターネット上でフレグランス&ビューティ製品とアイウェアのみを販売しています。シャネルは、不自然な値引きなど条件が良すぎる場合は、模倣品の疑いがあるということ、だまされて模倣品を購入しないための一番の方法はシャネルの正規販売店を利用することであるということを定期的にお客様に通知しています。

Instagram-Metaの取り組み

全世界ユーザー14億以上のSNS、インスタグラム(Instagram)では、現在も多くの模倣品販売が横行していますが、そのほとんどがインスタグラム上での販売や販売サイトの掲載などは、行っていません。

販売の方法は、写真を投稿で掲載→「興味があったらDMください」のような文言で連絡を促す→直接連絡を通して行っているようです。
インスタグラムでは、こういった権利侵害品と思われるリメイク品を扱うアカウントを、海外・日本問わず非常に多く見つけることができます。

そこで、インスタグラムを運営するMetaはブランドを保護するため、ブランド側が登録した画像を広告画像と照合し、疑わしい広告を違反報告するツールなんかも用意しています。
特に広告の自動審査は厳しくなっていて、ブランド名やロゴ、キーワード、価格など少しでも疑わしいと判断した場合は審査を通しません。
積極的に偽造品の販売が疑われるコンテンツの削除やアカウントの停止に取り組んでいますが、なかなか行き届かず、違反アカウントの排除は、まだまだ追いついていない様子です。

偽造品問題に対するMetaの取り組み

メルカリの取り組み

個人売買を目的としたフリマアプリ メルカリでは、違反商品の出品を禁止しており、パトロールや通報システムにより違反商品と違反アカウントの早期排除に取り組んでいます。
商品名や商品説明に、権利侵害の恐れがあるブランド名を記載すること(○○風、○○系、○○タイプなど)も違反ですので、アカウントの削除対象になります。

知的財産権を侵害するもの(禁止されている出品物)/メルカリ

その甲斐あってか、さっと見た限りでは(真正品か微妙なものは正直多いですが…)明らかな違法品は見受けられませんでした。
ただ、コメントに「リメイクにどうですか?」などの記載が見られるボタンなどのパーツ出品も多く、ハンドメイド素材の入手は容易です。

違法と認識しないまま、安易に「お小遣い稼ぎ」のつもりで、リメイク品などを出品しないよう気を付けましょう。

まとめ

ファッション性が高く、世界に唯一のものを作り出すことも可能なリメイク品。

個人で楽しむ分には違法ではありませんが、販売することはもちろん、工賃だけもらって友だちにも作ってあげるなど、多くの人に広めてしまうと違法になる場合もありますので注意して楽しんでくださいね。

また、今のところ「知らずに買ってしまった」場合には罰則はありませんが、権利侵害品を広めないために模倣品などは購入しないよう努めましょう。

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